最低最悪の雲ゆきでも すぐに晴れるから

今年の1月につれが投資の勉強をしたいというので
俺のアドバイスにしたがって10万円分の投資信託
実際に購入してもらいました。
で、そこからずるずるとさがって現在はこんな感じ。

資産クラス 購入価格→時価(損益) 
日本株式 \30,000→\26,692(-11%)
日本債券 \10,000→\10,004(+0%)
海外株式 \20,000→\16,582(-17.1%)
海外債券 \20,000→\19,094(-4.5%) 
流動性資産 \20,000→\20,012(+0%) 
よってトータルだと\100,000→\92,384(-7.6%)

もともと1年で最大20%の損失がでることを許容する
ポートフォリオにしたので、これくらいなら
まったく想定の範囲内なんだけど、下がってると
やはり弱気になるみたいで、解約しようかとか言い出す。
そんな不合理な選択はありえません!
あらかじめ、余裕資金で長期運用でやることと
投資のリスクについては説明したと思うんだけど…。
ということで最低10年持てば、
ほぼ元本割れすることがないことを
ここで統計学的に説明しておくことにします。

今回のポートフォリオだと過去の値動きから
期待リターン5%、リスクがその倍の10%ぐらいと推察できます。
この場合1年後の投資結果は95%の確率で
−15%から+25%の範囲におさまります。
元本割れしない確率は69.2%なので
およそ30%の確率で元本割れがありえます。

いっぽうで、10年間このポートフォリオを保持したの投資結果は、
95%の確率で−13.2%から113.2%の範囲に収まります。
このとき元本割れしない確率は94.3%なので
元本割れの確率はたったの6%です。
ちなみに30年持てば元本割れする確率はたったの0.3%!
0ではありませんが、恐ろしく低い数字ですね。
ちょっと安心できました?
これは期待リターンが投資年数に比例するのに対して
リスクは投資年数の平方根に比例するからです。

ということで、個人での投資というのは
自分の許容できるリスクに応じてポートフォリオをくんで、
あとは長期で運用すれば上記のようにリスクを抑えられます。
こつは「長期」、「分散」、「低コスト」の3つですよ〜。