さみしかった さみしかった 夢のつづきを始めましょう

「いってくるよ!」
家のものには感づかれないように
いつものようにうちを出る。
だが、今日は職場に行くのとは違う電車だ。
実は仕事ではなく有給をとってるのだ。
そう。結局、俺はヤツの提案に乗ってしまった。
しかし、最大の問題は交通費ではなく、家族の目をどうするかである。
そこで、仕事のある平日に有給をつかって行くことにしたのだ。
いかに遠距離といえども、飛行機を使えば、
ヤツのところには昼前には着けそうだ。
「今から飛行機に乗るからな!」
俺はヤツにメールを打ち、再会できる喜びをかみしめていた…。

「先輩!本当に来てくれたんですね♪」
ヤツは会うなり、愛くるしい笑顔でこういった。
空港まで迎えに来てくれたヤツと軽くランチを食べる。
久しぶりに会うせいか視線があうだけでとても照れくさい。
俺はすぐに目をそらせてしまうのだが、
ヤツのほうは何も感じていないのだろうか?
じっと強い瞳で見つめ返してくる。(^^;
お互いの近況を交換する一方で、俺は
これから二人で過ごす時間に思いをめぐらせる。

・・・ヤツとの時間は楽しくてあっという間にすぎた。
お互いの気持ちがであった頃からなにも変わっていないことを
確認できて、俺は深い安堵を覚えた。
まあ、これからも楽しくやっていこうや!

残業で遅くなると自宅にはあらかじめ言っているとはいえ、
さすがに朝帰りはできないので、最終便で帰途に着く。
別れ際のヤツの顔はいつも寂しそうだ。
「今度はいつとは約束できないが、また来るからな!」
こう言うのがいまの俺にしてやれる精一杯だった…。

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台風が近づいて、飲みに行く気もしなかったので
月曜日の続きを書いてみました(笑)。
日記ネタがないときはこれでいこっと。←日記ちゃうやろ〜!